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アクセス解析でブログ改善!Googleアナリティクスを使いこなす方法

Googleアナリティクスは、ウェブサイトのアクセス解析ツールとして広く利用されています。ブログ運営においても、訪問者の行動を把握し、パフォーマンスを向上させるために不可欠なツールです。特にSEO対策やコンバージョン率の向上を目指すブロガーにとって、Googleアナリティクスのデータ分析は大きな役割を果たします。

このツールを使いこなすことで、どのコンテンツが人気なのか、どのページから訪問者が離れているのか、またどの流入経路が効果的なのかを知ることができ、結果としてブログの改善が可能となります。

ブログに新しい記事を投稿したとします。投稿直後にGoogleアナリティクスのリアルタイムデータを確認すれば、どのくらいのユーザーがその記事に訪れているか、どのページから移動してきたのかをリアルタイムで把握できます。また、時間が経つにつれて、その記事のパフォーマンスを詳しく分析することも可能です。具体的には、ページビュー数や平均滞在時間、直帰率などのデータを基に、次の改善点を見つけることができます。これらのデータは、ブログを運営していく上での貴重な情報源となります。

それでは、具体的にGoogleアナリティクスをどのように活用してブログの改善を行うのか、以下で順を追って解説していきます。

目次

Googleアナリティクスの基本機能を理解しよう

Googleアナリティクスの基本機能を理解しようについて

Googleアナリティクスの導入手順

Googleアナリティクスを利用するためには、まずツールの導入が必要です。ここではその基本的な手順を解説します。

  1. Googleアナリティクスの公式サイトにアクセスし、Googleアカウントでログインします。
  2. 「アカウントを作成」ボタンをクリックし、ブログの情報を入力して新しいアカウントを作成します。
  3. 次に、「プロパティ」を作成し、ウェブサイトのURLや業種、タイムゾーンなどの情報を入力します。
  4. アナリティクスが発行するトラッキングIDをブログのHTMLソースに埋め込みます。多くのCMS(WordPressなど)では、専用プラグインを使うことで簡単にトラッキングコードを追加できます。

導入が完了すれば、数時間以内にデータが収集され、Googleアナリティクスのダッシュボードからアクセス状況を確認できるようになります。もしデータが表示されない場合は、トラッキングコードが正しく設置されているか確認しましょう。

導入手順は簡単ですが、初めての方にとっては不安があるかもしれません。しかし、Googleアナリティクスの設定は一度行えば、あとは自動的にデータが収集されるので心配はいりません。

次に、アカウントの設定や管理の基本について詳しく見ていきましょう。

アカウントの設定と管理の基本

Googleアナリティクスでは、アカウントを作成するだけでなく、さまざまな設定や管理を行うことができます。ここでは、初期設定や基本的な管理方法について解説します。

まず、アカウント設定の中で重要なのは、プロパティとビューの設定です。プロパティは、ウェブサイトやアプリを管理する単位で、ブログごとにプロパティを作成することが一般的です。ビューは、プロパティのデータをフィルタリングして表示する設定のことで、異なる目的に合わせて複数のビューを作成することができます。たとえば、すべてのデータを表示する「全データビュー」と、特定の地域やデバイスに絞ったデータを表示する「フィルタリングビュー」などです。

さらに、アカウントの設定では、目標(ゴール)を設定することが推奨されます。目標を設定することで、ブログの訪問者がどの程度目的の行動(たとえば、特定のページへのアクセスやお問い合わせフォームの送信など)を達成しているかを計測できます。これにより、どのコンテンツやマーケティング施策が成果を上げているかを分析でき、効果的な改善が可能となります。

次に、Googleアナリティクスのダッシュボードの見方について説明します。

メインダッシュボードの見方

Googleアナリティクスのメインダッシュボードは、さまざまなデータを一目で確認できる便利な機能です。ここでは、基本的な指標とその見方について説明します。

  1. ユーザー: サイトに訪問した個別のユーザー数を示します。
  2. セッション: ユーザーがサイト内で行った一連のアクションをまとめたものです。1ユーザーが複数のセッションを持つことがあります。
  3. ページビュー: 各ページが閲覧された回数を示します。
  4. 直帰率: サイトに訪れたユーザーが1ページだけを閲覧して離脱した割合です。直帰率が高い場合は、ページのコンテンツやデザインの改善が必要かもしれません。

これらのデータを把握することで、ブログ全体のパフォーマンスや訪問者の行動を理解することができます。たとえば、直帰率が高いページは、内容が不十分だったり、ユーザーにとって魅力的でない可能性があります。このような場合、ページの改善を行うことが効果的です。

次に、トラフィック分析について詳しく見ていきます。

トラフィックの分析で訪問者を知る

ラフィックの分析で訪問者を知るについて

セッションとユーザーの違い

Googleアナリティクスを利用する上で、最も基本的な指標の1つが「セッション」と「ユーザー」です。これらの指標を正確に理解することは、ブログのアクセス解析において重要です。まず、それぞれの違いについて説明します。

  • ユーザー: サイトを訪問した個別の訪問者を指します。たとえば、あるユーザーが今日ブログを訪問し、翌日も再びアクセスした場合、それは同じ「ユーザー」としてカウントされます。
  • セッション: ユーザーがサイト内で行う一連のアクションを指し、ページの閲覧やリンクのクリックなどの動作が含まれます。1ユーザーが1日に複数回訪問した場合、それぞれが別の「セッション」として記録されます。

たとえば、ブログの記事を読んでいる最中に一時的にサイトを離れ、再び戻ってきた場合、場合によっては新しいセッションが開始されることがあります。これは、セッションのタイムアウト設定によるもので、デフォルトでは30分間操作がなければ新しいセッションがカウントされる仕組みです。

具体的な例として、あなたが運営しているブログに100人のユーザーが1日に訪問し、彼らが複数のページを閲覧し、かつ一部のユーザーが同日に再訪問したとします。この場合、ユーザー数は100人ですが、セッション数は120回になるかもしれません。このように、セッションとユーザーは似ていますが、サイトの利用状況をより詳細に理解するためには両方の指標を確認する必要があります。

次に、流入チャネルの分類と確認方法について見ていきます。

流入チャネルの分類と確認方法

ブログへのアクセスは、さまざまなチャネル(経路)から訪問者がやってきます。Googleアナリティクスでは、これらのチャネルを確認し、それぞれの効果を評価することが可能です。代表的な流入チャネルには以下のようなものがあります。

  • Organic Search(自然検索): GoogleやBingなどの検索エンジンを通じて、ユーザーがキーワード検索を行い、ブログにアクセスするパターンです。SEO対策の成果が最も表れる部分です。
  • Direct(ダイレクト): ユーザーがブラウザのアドレスバーにURLを直接入力する、またはブックマークを利用して訪問するパターンです。
  • Social(ソーシャル): TwitterやFacebook、Instagramなどのソーシャルメディアを通じて訪問したユーザーです。SNS戦略の効果を測定するのに役立ちます。
  • Referral(リファラル): 他のウェブサイトに貼られたリンクを経由してブログに訪問するパターンです。外部サイトからの紹介やバックリンクの効果を分析できます。

これらのチャネルのデータを確認するためには、Googleアナリティクスの「集客」メニューにある「すべてのトラフィック」→「チャネル」レポートを利用します。ここでは、どのチャネルからどのくらいのトラフィックが発生しているか、そしてそのチャネルごとのユーザー行動(ページビュー数、直帰率、滞在時間など)を詳細に分析できます。

たとえば、ある期間中に「Organic Search」からのアクセスが急増している場合、SEO対策が功を奏していると判断できます。逆に、ソーシャルメディアからの流入が少ない場合は、SNSの活用方法を見直すべきかもしれません。

次に、リアルタイムデータを使ったアクセス状況の把握について説明します。

リアルタイムデータで今のアクセスを把握

Googleアナリティクスのリアルタイムレポートは、現在進行中のサイトへのアクセス状況を瞬時に把握することができる機能です。新しい記事を公開した直後やSNSで投稿をシェアした後、すぐにアクセスの増減を確認したい場合に非常に便利です。

リアルタイムデータで確認できる主な指標には以下のようなものがあります。

  • 現在のアクティブユーザー数: 現在ブログを閲覧しているユーザー数を表示します。
  • 現在のページビュー数: どのページが閲覧されているかを確認できます。新しいコンテンツが公開された直後に、どの程度アクセスがあるかをリアルタイムで知ることができます。
  • トラフィックのソース: 現在のユーザーがどの経路を使って訪問しているのかがわかります。たとえば、Twitterからのアクセスが急増しているかどうかを確認できます。

具体的な活用例として、新しいブログ記事を公開し、その直後にSNSでシェアした場合、リアルタイムレポートでSNSからの流入が増えているかを確認できます。さらに、そのアクセスが特定のページに集中しているかどうかも同時に確認でき、記事の拡散状況やユーザーの関心をリアルタイムで把握できます。

これにより、即座に次のアクション(SNSでの再シェアや他のプラットフォームでのプロモーション)を決定する際に非常に役立ちます。

次に、ブログのコンテンツパフォーマンスを評価する方法について解説します。

コンテンツのパフォーマンスを評価する

コンテンツのパフォーマンスを評価するについて

ページビューと直帰率の重要性

ブログ運営において、各ページのパフォーマンスを評価することは重要です。その中でも「ページビュー」と「直帰率」は、コンテンツの質やユーザーの関心度を測る上で非常に有用な指標です。

  • ページビュー(PV): 特定のページが何回閲覧されたかを示す指標です。ページビュー数が高ければ、そのページが多くの訪問者に読まれていることがわかります。ただし、PV数が高いだけでは必ずしも成功を意味しません。そのページでの滞在時間や次の行動が重要です。
  • 直帰率: 1ページだけを閲覧して離脱した訪問者の割合を示します。直帰率が高い場合、ユーザーがそのページで満足せず、次のページに進んでいない可能性があります。直帰率が高いページは、内容を見直したり、関連するコンテンツへのリンクを強化するなどの対策が必要です。

具体的な例として、あるブログ記事が他の記事と比較して直帰率が高い場合、その記事の内容が訪問者の期待に応えていない可能性があります。この場合、記事の見出しや導入部分を改善する、関連コンテンツへのリンクを設置するなどの対策を講じることで、直帰率の改善が期待できます。

次に、人気コンテンツの発見方法とその改善方法について解説します。

人気コンテンツの発見とその改善方法

ブログを成功に導くためには、どのコンテンツが訪問者に人気があるかを知り、そのコンテンツをさらに改善することが重要です。Googleアナリティクスでは、人気コンテンツを簡単に特定でき、それを基にパフォーマンスを向上させる施策を打つことができます。

まず、人気コンテンツを発見するためには、「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」レポートを確認します。このレポートでは、各ページのページビュー数、平均滞在時間、直帰率、離脱率などのデータを一括で確認できます。特定のページが他のページに比べて多くのページビューを獲得している場合、そのページは訪問者にとって価値のあるコンテンツである可能性が高いです。

しかし、ただ人気があるだけではなく、そのページの直帰率や滞在時間も重要な指標です。たとえば、あるページが高いページビュー数を記録している一方で、直帰率が高かったり滞在時間が短い場合、そのページには改善の余地があるかもしれません。

具体的な改善方法としては、次のようなアプローチが考えられます。

  • 内部リンクの最適化: 訪問者が他の記事にも関心を持つよう、ページ内に関連するコンテンツへのリンクを追加する。これにより、直帰率の改善が期待できます。
  • コンテンツの充実化: 記事が短すぎたり、情報が不十分な場合、内容を深掘りすることで滞在時間を延ばすことができます。たとえば、より具体的な事例や画像、動画を追加することでユーザーの関心を引き付けることができます。
  • タイトルやメタデータの最適化: 記事のタイトルやメタディスクリプションがユーザーの検索意図に合っていない場合、検索結果でクリック率が低くなる可能性があります。これを改善することで、検索エンジンからのトラフィックを増やすことができます。

たとえば、ある記事が「ブログの始め方」というタイトルで人気があるものの、直帰率が高いとします。この場合、記事の内容をより初心者向けに詳細に説明したり、他の記事へのリンクを設置して次の行動を促すことで、直帰率の改善が期待できます。

次に、滞在時間とコンバージョンの関係について解説します。

滞在時間とコンバージョンの関係

滞在時間は、ブログのパフォーマンスを評価するためのもう一つの重要な指標です。一般的に、滞在時間が長いほど、訪問者がそのページのコンテンツに興味を持っていることを示します。特に、コンバージョン率との関係に注目することで、ブログ全体の最適化に役立てることができます。

滞在時間は、ユーザーが特定のページにどのくらいの時間を費やしているかを示す指標です。これが長いほど、ユーザーはそのページで提供されている情報をじっくりと読み込んでいる可能性が高く、結果としてその後の行動(たとえば、問い合わせや購入などのコンバージョン)に繋がる可能性が高まります。

コンバージョン率を改善するために、滞在時間を延ばす方法としては以下のような施策があります。

  • コンテンツの魅力を高める: 記事の内容を充実させるだけでなく、視覚的な要素(画像、グラフ、動画)を追加することで、読者の興味を引きつけ、滞在時間を延ばすことができます。
  • ユーザビリティの向上: ページの読み込み速度を改善したり、モバイル対応を徹底することで、ユーザーが快適にページを閲覧できる環境を提供します。これにより、滞在時間の増加が期待できます。
  • 次のアクションを促すCTAの設置: 記事内に明確な行動喚起(CTA: Call to Action)を設置することで、ユーザーが次のページに進んだり、問い合わせフォームにアクセスする動機を与えることができます。

たとえば、商品レビューのブログでユーザーが5分以上滞在し、その後商品ページに移動する場合、滞在時間とコンバージョン率は密接に関連しています。滞在時間を伸ばすことで、訪問者が商品に対する信頼感や興味を深め、最終的な購買行動に繋がる可能性が高まるのです。

次に、ユーザーの行動をより詳細に分析する方法について説明します。

ユーザーの行動を深掘りする

ユーザーの行動を深掘りするについて

行動フローでユーザーの動きを把握

Googleアナリティクスの「行動フロー」機能を使えば、訪問者がブログ内でどのような経路をたどっているのかを視覚的に確認できます。このデータは、訪問者が最初にアクセスしたページから次にどのページに移動したのか、そして最終的にどのページで離脱したのかを示します。

行動フローの分析は、ユーザーがどのページでつまずいているのか、またはどのページが高いエンゲージメントを持っているかを理解するための強力なツールです。特定のページで多くのユーザーが離脱している場合、そのページに何らかの問題がある可能性があります。

たとえば、ブログ記事の冒頭部分で多くのユーザーが離脱している場合、導入部分が読者の興味を引けていない可能性があります。この場合、導入文を改善し、読み進めてもらえるように工夫を凝らす必要があります。

次に、離脱ページの特定とその対策について詳しく見ていきます。

離脱ページの特定と対策

離脱ページとは、訪問者がブログを離れる際に最後に閲覧したページのことです。Googleアナリティクスでは、どのページで多くのユーザーが離脱しているかを確認することができ、これにより改善すべきポイントが明確になります。

離脱率が高いページは、ユーザーにとってコンテンツが魅力的でなかったり、次の行動を促す仕組みが不足している可能性があります。たとえば、ブログ記事を読んだ後に他のページへ進んでもらうための内部リンクがなかったり、問い合わせフォームなどの行動喚起が目立たない場合、ユーザーはそのままサイトを離れてしまいます。

対策方法としては、次のようなものが考えられます。

  • 内部リンクの強化: 記事内に関連する他のコンテンツへのリンクを積極的に設置し、ユーザーに次の行動を促します。
  • ページの改善: 離脱率が高いページのデザインや内容を見直し、ユーザーにとって魅力的なコンテンツになるよう工夫します。特に、視覚的にわかりやすいグラフィックスや動画の追加は効果的です。
  • 明確なCTAの配置: 次のアクションを促すボタンやリンクを目立たせ、ユーザーが自然に他のページやフォームに進むように誘導します。

たとえば、あるブログ記事の最後に明確な「次に読むべき記事」のリンクや問い合わせボタンを配置することで、離脱を防ぎ、滞在時間を延ばすことができます。

次に、イベントトラッキングを使った詳細なアクションの記録方法について説明します。

イベントトラッキングで詳細なアクションを記録

Googleアナリティクスの「イベントトラッキング」機能を利用することで、ユーザーがブログ内で行った特定のアクションを詳細に記録できます。通常のページビューやセッションでは把握しきれない、細かなユーザー行動を分析できるため、より深い洞察を得ることが可能です。

イベントトラッキングで記録できるアクションの例:

  • 外部リンクのクリック: 記事内に埋め込まれた外部サイトへのリンクがどれだけクリックされたかを計測できます。たとえば、アフィリエイトリンクのクリック数を追跡することで、どのリンクが最も効果的かを分析できます。
  • 動画再生の回数: 記事内に埋め込んだYouTube動画が再生された回数を記録することで、訪問者の関心を引きつける要素を確認できます。
  • ファイルダウンロード: ホワイトペーパーやガイドブックなど、訪問者がブログからダウンロードしたファイルの回数を計測できます。これにより、どのコンテンツが最もダウンロードされているかを知ることができます。

イベントトラッキングを設定するためには、Googleアナリティクスのタグをカスタマイズする必要があります。多くのブログプラットフォームやWordPressでは、プラグインを使用して簡単にイベントトラッキングを設定できる場合もあります。カスタムイベントを作成し、クリック数、再生数、ダウンロード数などを記録することで、ブログのパフォーマンスをさらに詳細に分析できます。

たとえば、ブログに埋め込んだ商品レビュー動画が多くの訪問者に再生されている場合、その動画がコンバージョンにどのように影響を与えているのかを把握することができます。また、ダウンロード資料が頻繁に利用されている場合、その内容をブログの他の記事でも参照することでさらなるアクセス向上が見込まれます。

このように、イベントトラッキングはユーザーの行動をより細かく追跡し、ブログの改善に向けた具体的な施策を打つための強力なツールとなります。

次に、レポートを活用して具体的な改善点を見つける方法を解説していきます。

レポートを活用して改善点を見つける

レポートを活用して改善点を見つけるについて

カスタムレポートの作成方法

Googleアナリティクスでは、標準レポートだけでなく、特定のニーズに合わせてカスタムレポートを作成することが可能です。これにより、必要なデータにフォーカスして、ブログのパフォーマンスやユーザー行動をより効率的に分析できます。ここでは、カスタムレポートの作成方法とその活用法を解説します。

カスタムレポートの作成手順:

  1. Googleアナリティクスの「カスタム」→「カスタムレポート」を選択します。
  2. 「新しいカスタムレポートの作成」をクリックします。
  3. レポートに含めたいディメンション(たとえば「ページタイトル」「訪問経路」など)と指標(「ページビュー数」「滞在時間」など)を選びます。
  4. 必要に応じて、フィルタリング条件やセグメントを設定し、特定のトラフィックだけを分析することもできます。
  5. レポートに名前を付けて保存します。

たとえば、ブログ記事ごとの直帰率と滞在時間を同時に確認できるカスタムレポートを作成することで、どのページが読者にとって有益か、またどのページが改善の余地があるかを一目で確認できます。さらに、流入チャネルごとにコンバージョン率を比較するカスタムレポートを作成すれば、どのマーケティング施策が最も効果的かを評価することが可能です。

次に、コンバージョンレートの分析と改善策について詳しく見ていきましょう。

コンバージョンレートの分析と改善策

ブログの成功を測る重要な指標の1つが「コンバージョンレート」です。コンバージョンとは、訪問者がブログで目標とするアクション(たとえば、問い合わせフォームの送信、資料のダウンロード、商品の購入など)を完了することを指します。コンバージョンレートの分析とその改善は、ブログの成果を最大化するために不可欠です。

まず、コンバージョンレートを確認するためには、Googleアナリティクスで「目標」を設定する必要があります。目標は、訪問者が達成するべき行動を定義するもので、以下のような目標が一般的です。

  • お問い合わせフォームの送信: 訪問者が問い合わせを行った回数を目標に設定します。
  • 特定ページの閲覧: たとえば、ブログ内で「お問い合わせ完了ページ」を目標ページとして設定し、そのページに到達したユーザーをコンバージョンとみなします。
  • Ebookのダウンロード: 無料資料などを提供している場合、そのダウンロードを目標として設定します。

目標が設定されると、その達成率(コンバージョンレート)をGoogleアナリティクスで自動的に追跡できます。コンバージョンレートの低いページやチャネルを分析し、どこに改善の余地があるかを見極めることが重要です。

コンバージョンレートを改善するための具体策としては、以下のようなものがあります。

  • CTAの強化: 明確でわかりやすい行動喚起ボタン(CTA)を設置し、ユーザーが次にどのアクションを取るべきかを示します。たとえば、「今すぐ問い合わせる」「無料資料をダウンロード」などのCTAを目立つ場所に配置します。
  • フォームの最適化: フォームが複雑すぎる場合、訪問者が途中で離脱してしまう可能性があります。フォームの項目を最小限に抑え、入力が簡単になるように改善します。
  • ユーザー体験の向上: ページの読み込み速度やモバイル対応など、ユーザーが快適に利用できる環境を整えることもコンバージョンレートを向上させる重要な要素です。

たとえば、特定のブログ記事からのコンバージョン率が低い場合、その記事内により具体的なCTAを追加したり、訪問者が次に進むべきリンクを目立たせることで、コンバージョン率を向上させることができます。

次に、データの定期的なモニタリングについて解説します。

定期的なデータのモニタリングでブログを最適化

ブログのパフォーマンスを向上させるためには、Googleアナリティクスのデータを定期的にモニタリングすることが重要です。データの定期チェックにより、問題点を早期に発見し、素早く対応することができます。

定期的に確認すべきデータ:

  • トラフィックの変動: トラフィックの増減を定期的に確認し、特定の時期にアクセスが増えた理由や、逆に減少した原因を分析します。
  • コンバージョンレート: 設定した目標の達成率を定期的に確認し、コンバージョンの数値が下がっている場合は、その原因を追求して改善策を講じます。
  • 直帰率や滞在時間: 各ページの直帰率や滞在時間を定期的にチェックすることで、コンテンツの改善が必要な箇所を特定できます。

たとえば、週に1度、トラフィックやコンバージョンレートを確認し、特に異常な変動があった場合はその原因をすぐに調査することで、パフォーマンスの低下を防ぐことができます。また、定期的なモニタリングによって、季節ごとのトレンドやユーザーの行動パターンの変化に気づくことができ、そのデータをもとに長期的な改善策を練ることが可能です。

このように、定期的なデータモニタリングは、ブログ運営における継続的な最適化に欠かせないプロセスです。

まとめ

Googleアナリティクスを使いこなすことで、ブログのパフォーマンスを細かく分析し、具体的な改善点を見つけることが可能です。基本的なトラフィック分析から、コンテンツのパフォーマンス、ユーザーの行動まで、データに基づいたブログ改善のための多くの情報が得られます。特に、定期的なモニタリングやカスタムレポートの活用は、継続的な成長を支える重要な要素となるでしょう。ブログ運営において、このデータを有効に活用することで、より高い成果を得られるようになります。

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